インターネット上で買い物が出来るようになってから世の中はかなり便利になりました。
アマゾンを始め、楽天市場、Yahoo!ショッピングなどの通販サイト (ECサイト) もどんどん増えていきました。
当初は大手企業しか持てなかった通販サイトでしたが、通販サイトに欠かせないショッピングカートプログラムの発展と共に、一般企業や個人まで簡単に通販サイトを持てるようになり、メルカリなど個人的な物品の販売代理をしてくれるサイトの登場や、クリーマなどクリエイター向けの通販サイトの登場、ベイスなど個人で通販サイトを作ることができるという時代にまでなりました。
自分自身もその恩恵を受けている中の一人で、羊毛フェルト作品をインターネット上で販売しているわけですが、簡単に通販サイトが持てるようになった結果「違法詐欺サイト」も横行するようになってしまいました。
自分が販売する側の人間となった結果、自分の販売しているものが許可無く勝手に知らない場所で売られていることを知り、もし誰かがそのサイトで自分の作品を購入してしまったらと思うと申し訳ない気がしてしまいます。
一応、2024年2月の時点では被害に遭ったという情報は来ていません。
そこで、自分の経験則になってしまいますが、以下に詐欺サイトの特徴や注意する箇所などを載せておきます。
少し注意すれば被害に遭わなくて済みますので、是非ご覧いただき、被害を未然に防ぐことができれば幸いです。

まず、上の画像は クリーマ ( https://www.creema.jp/ ) のトップページで、2024年 2月 4日(日) 12時30分 くらいのスクリーンショットです。
ページ上部のグレーの帯に「おもにとり」と表示されているのは、会員ページにログイン中だからです。

次に、こちらは同時刻くらいの作品の販売ページ ( https://www.creema.jp/item/14681845/detail ) となります。
おもにとりの作品は、現状このクリーマでしか販売しておりません。
このページだけがこの作品を購入できる唯一の方法というわけです。
しかも在庫は無く1点ものです。
では、以上のクリーマのサイトをご確認になった上で、以下のサイトをご覧下さい。

こちらは最近見つけた「違法詐欺サイト」のトップページです。
一見よくある通販サイトに見えるので、この時点で詐欺サイトと見抜くのはかなり難しいと思います。
詐欺サイトと断言できる理由はいくつかあるのですが、決定的なのは以下のページです。
上記クリーマと同時刻くらいのスクリーンショットです。

はい、クリーマで販売されている作品がそのまま許可無く販売されています。
このサイトで購入されても確実に作品は届きません。
写真も説明文もクリーマのまるパクりで全く同じなのですが、それが詐欺サイトであることを証明する事にもなってくれています。
今回紹介したサイトが詐欺サイトであると断言できるのは、この作品はクリーマでしか販売していないことが決定的なのではありますが、初見の方には判断できないと思いましたので、紹介文に以下の文章を入れてありました。

[違法詐欺サイトへの注意喚起]
この作品は Creema (クリーマ) でのみ販売をしており、1点ものの作品です。
他のサイトで販売されていたり、割引されていたり、複数購入できるようなサイトは全て「違法詐欺サイト」である可能性が高いので、購入されないようご注意下さい。
上記の詐欺サイトには、この文章もそのまま載せてありました。
どうやってこの商品ページを作ったのかは知りませんが、日本語が分かっているのならこんな文章は削除して載せると思います。
さらに、クリーマの商品ページを見ていただければ分かると思いますが、テキストでは削除される可能性もあると考えて、商品の画像にも「ご覧のページがクリーマではない場合は、違法詐欺サイトなので購入しないで下さい」という文章を画像として入れてあります。
日本語が分からない外国人が作ったものなのか、単に内容をチェックしていないのか、どっちでもいいのですが、こういうサイトもサイトを作った人間も早く滅んでほしいものです。
詐欺サイトであるかどうかを見分けるポイントはいくつもあります。
■URLが怪しくないか
基本的にURLには、そのサイトの名称を入れることが多いです。
例えば、google なら google.co.jp 、Yahoo! なら yahoo.co.jp などで、URLはインターネット上の住所となるものなので、URLを見ただけでそのサイトが分かるように付ける場合が多いです。
なので、サイトの名称 (や連想できる語句) がURLに入っていない場合は疑ってもいいと思いますが、紛らわしいURLの場合 (google→qoogleとか) もあるので注意して下さい。
PCのブラウザならURLがすぐ見える状態なので分かりやすいのですが、スマホは通常表示されませんのでチェックし辛いと思いますが、詐欺サイトなのかどうか迷ったときの判断材料になると思いますのでURLのことも覚えておいて損はないと思います。
■サイト全体を見て変な部分がないか
・日本語のサイトなのに、ありえない日本語の言い回しや誤字・脱字などがあるかどうか
・商品のクチコミ部分に変な日本語が混じってないか、短い文章ばかりでないか、高評価ばかりでないか
・販売価格がありえない割引をしていないか、1点物なのに複数注文可能など、販売方法としておかしくないか
・クレジット決済が不可や、先払いしかないなど、支払い方法がユーザーにとって不利な条件ではないか
日本語を直訳しているからか、日本人ならありえない間違いをしている部分があったりしますので、1箇所でも変な日本語があれば疑った方が良いと思います。
■会社概要、特定商取引法に関する表記がおかしくないか
・会社名だけで調べて公式ページがあるかどうか、事業が合っているかどうか
・住所を GoogleMap等で調べて、その住所が実在するかどうか、事業に合った建物かどうか
・販売責任者の名前で調べて、実在するかどうか、事業内容が合っているかどうか
・電話番号が日本の番号かどうか、番号を調べて実在するかどうか、事業内容が合っているかどうか
会社概要や特定商取引法に関する表記が無いというのは論外ですが、書いてあるからと言って内容が正しいとは限りません。
■購入しようとしている商品は他サイトで販売されているか
上記の3つをチェックしてみて変な部分があれば、他サイトで販売されていないかどうか調べてみて下さい。
他サイトにも同じ商品があるのであれば、そちらも同じようにチェックして、より信頼できるサイトから購入して下さい。
以上のことをチェックすれば、詐欺サイトかどうか判断できるのではないかと思います。
少し手間はかかりますが、被害に遭ってからでは遅いので、是非チェックすることを習慣にしていただければと思います。
ちなみに上記の詐欺サイトをチェックした結果ですが、
・URLにサイト名 (らしきもの) は入っていなかった
・変な日本語は見つからなかった
・販売業者名 (会社名) が人物の名前になっている (ありえなくはないが)
・販売責任者名は実在する人だが事業内容が異なる
・所在地の住所は実在しなかった
・電話番号は実在するが、販売業者名 (会社名) とは異なるし事業内容も異なる
・特定商取引法に関する表記ではクレジットは不可で、代引き、銀行振込 (前払い) 、郵便振替 (前払い) しか選択できないとあるのに、別のページではクレジット可でコンビニ払い (前払い) も選択できるとある
という部分が気になりました。
詐欺サイトなのは明白だったので調べてもウソということは分かっていましたが、一応調べてみました。
名前を使われたり電話番号を使われてしまった方、問い合わせが殺到とか変なことに巻き込まれてなければ良いのですが。
最後に、このようなサイトはテンプレート化して複数コピーされ、サイト名違いだったりURL違いだけで中身はあまり変わらない感じのものがうじゃうじゃ発生しています。
まさに “いたちごっこ” で、駆除してもまた発生しての繰返しです。
みなさんもくれぐれもご注意下さい。
